採用コンサルティング会社を徹底比較!選び方と利用の注意点も解説

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採用コンサルティング会社を徹底比較!選び方と利用の注意点も解説

自社の採用に課題を抱えている方の中には、採用コンサルティングの利用を検討している方もいるでしょう。採用コンサルティングの力を借りるとさまざまなメリットがありますが、採用コンサルティングを行っている会社は多数あるため、自社に合った会社を選ぶことが大切です。

当記事では、採用コンサルティング会社を比較しながら、受けられるサービスや会社の選び方について解説します。採用コンサルティングの依頼を検討されている方はぜひ参考にしてください。

1.採用コンサルティングとは?

採用コンサルティングとは、企業の人材採用に関する課題を明らかにして、問題解決をサポートするサービスです。企業の人事・採用担当に対して採用活動のノウハウを提供したり、企業に合った採用戦略の提案を行ったりします。

従来、企業の採用活動は候補となる新卒学生を集めて選考し、内定を出す新卒一括採用が一般的でした。新卒一括採用は多くの企業が自社なりのノウハウを積んでおり、客観的な視点を必要としないケースが多い採用方式です。

しかし、近年は採用媒体の増加やSNSの普及により、人材側の就職活動における選択肢は多様化しています。企業側もダイレクトスカウト・リファラル採用・アルムナイ採用といった採用チャネルが増え、従来の採用ノウハウのみでは優秀な人材の獲得が難しい状況です。

採用コンサルティングを活用すると、企業の採用活動を戦略的に進められます。専門家の助言を受けることにより、時代に沿った採用の知識・ノウハウも獲得可能です。

2.採用コンサルティングで受けられるサービス

一口に採用コンサルティングと言っても、採用活動を通して実施される採用コンサルティングのサービスには多くの種類があります。採用コンサルティング会社を利用する際は、受けられるサービスを詳しく把握しましょう。

採用コンサルティングで受けられる主なサービスを6つ紹介します。

2-1.採用戦略の立案

採用活動を成功させるためには、採用活動全体の方向性を定める「採用戦略」が不可欠と言えます。

採用戦略とは、企業が優秀な人材を獲得するにあたって立てる戦略のことです。採用コンサルティングでは下記のように採用戦略の立案を行います。

  • 採用目的の作成・確認
  • 自社が求める人物像の明確化
  • 採用広報手法の選定
  • 選考手法の提案
  • 採用スケジュールの提案
  • 内定後と入社後フォローの提案

採用戦略の立案は、「なぜ人材採用が必要か」「自社の求める人材はどのような人物か」を明らかにすることから始まります。企業の採用活動には必ず目的があり、目的に沿った人材を採用しなければ採用活動は成功しないためです。

また、採用戦略は採用活動に関わるすべての人員が理解していなければなりません。立案した採用戦略は、採用チーム内で逐次共有する必要があります。

2-2.採用プロセスの作成

採用プロセスとは、企業が採用活動を開始してから内定者が入社するまでの全体的な流れのことです。採用コンサルティングのサービスを利用して採用プロセスを作成すると、自社がどのように採用活動を進めていけばよいかが視覚的に理解できます。

採用プロセスの作成は、立案した採用戦略にもとづいて行わなければなりません。年間の採用スケジュールや採用広報の実施体制を決定し、実際の採用活動を開始できるように準備を整えます。

採用プロセスの作成では、「応募者が自社をどのような経緯で知ったか」「自社のどの部分に興味を持ったか」など求人の応募者について理解を深めることも重要です。応募者を理解することで、適切な方法・タイミングで応募者へのアプローチができるように、採用プロセスを組み立てられます。

2-3.母集団形成

母集団形成とは、自社の求人に応募する応募者の集団を作ることです。

採用活動では書類選考や面接などによって応募者のふるい分けを行うため、内定者の人数がどうしても少なくなります。十分な採用人数を確保したい場合は、応募者の人数自体を確保する母集団形成が不可欠です。

しかし、母集団形成は単に応募者を多く確保すればよいわけではありません。内定者に優秀な人材を選ぶには、応募者全体の質を高めることが重要です。

採用コンサルティングは、自社の求める人物像にマッチするターゲットから母集団形成を行います。応募者の量と質をどちらも高水準で満たせる点が、採用コンサルティングが行う母集団形成の強みです。

2-4.選考

選考は、集まった応募者の中から内定者を選ぶためのプロセスです。立案した採用戦略・採用プロセスに沿って、書類選考や一次面接・二次面接などの選考手法を実施します。

選考における採用コンサルティング会社の役割は、選考で見るべき応募者のポイントや、面接での質問内容などを助言することです。応募者が自社に合う人材かどうかもチェックし、採用後のミスマッチが起こらないようにしてくれます。

採用コンサルティング会社によっては、書類選考でのスクリーニングや一次面接の代行サービスも提供しています。大規模な採用活動で応募者の人数が多い場合には、採用コンサルティング会社の代行サービスを利用してみましょう。

2-5.内定者フォロー

選考で採用まで至った応募者には内定を通知します。内定者が決まった段階で企業が行うべきアクションが内定者フォローです。

内定者フォローとは、内定者が内定辞退をせずに入社してくれるよう、企業側が行うフォローのことを指します。内定者が入社に際して抱える不安の解消を図ったり、入社に向けたオリエンテーションを開催したりなどが、内定者フォローの例です。

内定者フォローは内定者1人ひとりに合わせて行う必要があり、採用・人事担当者にとって対応が難しいプロセスです。採用コンサルティングは企業の担当者と内定者との定期的な連絡をサポートし、どのような内定者フォローを行えばよいか提案します。

2-6.早期離職防止

入社した人材が定着してくれればよいものの、入社後数年で離職する可能性もゼロではありません。早期離職は採用・育成にかけたコストの浪費につながり、人材の再獲得もしなければならないため、企業にとって大きな痛手となります。

入社した人材の早期離職防止を図ることも、採用コンサルティングの重要なサービスです。採用コンサルティングは採用活動を通して、応募者が企業の事業内容・社風や実際の業務内容を理解できるように努めています。企業と応募者のミスマッチを採用段階でなくすことが、最も重要な早期離職防止の施策です。

また、新入社員には入社後フォローの形で面談・相談対応を行います。新入社員の悩みや仕事上で抱える問題を聞き取り、人事担当者と対策を講じることで、早期離職防止が実現できるでしょう。

3.採用コンサルティング11社を徹底比較

採用コンサルティングのサービスは多くの会社が提供しており、会社ごとに提供するサービスの種類・内容はさまざまです。

代表的な採用コンサルティング会社を11社挙げて、それぞれの特徴を比較表形式で簡単に紹介します。

会社名ペルソナ策定コンセプト設計選考フロー設計サイト制作動画制作運用支援採用代行採用イベント支援採用ブランディング
株式会社パラドックス
株式会社イマジナ
株式会社船井総合研究所
トゥモローゲート株式会社
リクルートマネジメント
ソリューションズ
株式会社リンクアンド
モチベーション
株式会社ネオキャリア
株式会社マイナビ
株式会社博報堂
コンサルティング
株式会社DYM
株式会社タナベ
コンサルティンググループ

以下では比較表に挙げた採用コンサルティング11社について、各社の詳細・特徴を解説します。

3-1.株式会社パラドックス

株式会社パラドックスは、ブランディング事業を展開するコンサルティング会社です。ビジネスブランディングの1つに採用ブランディングがあり、企業の採用活動を支援できるサービスを提供しています。

株式会社パラドックスの採用ブランディングは、主に4つのフェーズで構成されます。

フェーズ1:360度ヒアリング

経営者・人事担当者・現場社員・学生などへのヒアリングを行い、法人の個性・持ち味を明確にします。企業が抱える課題や、課題解決につながる本質的な強みを見つけ出すためのフェーズです。

フェーズ2:採用コンセプト開発

ヒアリングにより得られた情報などをもとに、採用活動全体で一貫する採用コンセプト・ストーリーを開発するフェーズです。自社の存在意義を強く打ち出し、応募者の共感獲得を目指します。

フェーズ3:採用コミュニケーション設計

企業と応募者の接点となる採用コミュニケーションの設計をするフェーズです。

フェーズ4:クリエイティブ制作

採用コミュニケーションで利用するメディアの特性を生かし、個性的なクリエイティブを制作します。

株式会社パラドックスは、採用活動のサポートに特化したサービスを提供している点が特徴です。

企業名株式会社パラドックス
設立年2001年
所在地東京都港区北青山3-5-15 ミヤヒロビル10F

参考:https://prdx.co.jp/

株式会社パラドックスの公式サイトはこちら

3-2.株式会社イマジナ

株式会社イマジナは、企業の総合的なブランディング戦略を提案するコンサルティング会社です。企業の採用活動を支援する採用コンサルティングも提案可能で、下記のようなサービスを提供しています。

・採用ブランディングの実施

求める人材のペルソナ策定や採用コンセプト設計、広報手段の提案などを通して、自社の強み・魅力を効果的に発信できる採用ブランディングを実施します。

・想いに共感する学生の採用戦略

企業の考え方や想いを明確化し、共感する学生を採用する為の戦略設計を行います。

・採用イベントの提案・実施

企業が採用活動を成功させるためには、応募者との早期の接点づくりが重要です。インターンシップや就職説明会・オリエンテーションなどの採用イベントを提案・実施します。

・ビジョンマップ作成

ビジョンマップを作成し、企業の社会的価値と目指す未来を視覚化します。応募者の共感を獲得するだけではなく、社員のブランド意識浸透・早期離職防止にも効果的です。

・リクルートサイト制作

優秀な人材が魅力的に感じるリクルートサイトの企画・制作を行います。

株式会社イマジナでは採用メディアの運用支援、採用代行も行っています。充実したサービス内容により、企業の採用活動を一気通貫でサポートできる点が強みです。

企業名株式会社イマジナ
設立年2006年
所在地東京都千代田区麹町3-5-2 ビュレックス麹町

参考:https://www.imajina.com/

株式会社イマジナの公式サイトはこちら

3-3.株式会社船井総合研究所

株式会社船井総合研究所は、企業が抱えるさまざまな経営課題に対して適切なソリューションを提案するコンサルティング会社です。採用コンサルティングの事業領域では、主に下記のサービスを提供しています。

・新卒採用コンサルティング

企業の現状に合わせた採用戦略の策定から、採用活動の実行までをサポートします。採用代行も行っており、専任の採用担当者を設置しなくても採用活動を進めることが可能です。

・中途採用支援コンサルティング

企業の属する業界・業種に詳しい専門コンサルタントチームが、事業戦略に必要な人材の獲得をサポートします。企業の状況に合わせた採用プロセス設計や、柔軟な納期対応も可能です。

・組織開発/社員エンゲージメント向上支援

企業が持つ組織力の強化や、企業ブランドの浸透などによって社員と企業の隔たりを抑えるサービスです。対外的に発信できる自社の強みを増やすことで採用活動に貢献し、新入社員の早期離職防止にもつながります。

株式会社船井総合研究所は企業の採用課題解決を一貫体制で支援する、伴走型のサービスが特徴となっています。

企業名株式会社船井総合研究所
設立年1970年
所在地大阪府大阪市中央区北浜4-4-10

参考:https://www.funaisoken.co.jp/

株式会社船井総合研究所の公式サイトはこちら

3-4.トゥモローゲート株式会社

トゥモローゲート株式会社は、企業のブランディングを幅広くサポートするコンサルティング会社です。採用コンサルティングの点では、選考フローを通して事業や仕事内容の魅力を十分に伝えて、応募者が会社を好きになるよう採用戦略を策定します。

また、トゥモローゲート株式会社の採用コンサルティングは、広報・イベント用のさまざまなクリエイティブ制作に対応している点が特徴です。クリエイティブは採用ターゲットが多く利用している媒体の中から選定されるため、効果的な露出が狙えます。

提供しているクリエイティブ制作は下記の内容です。

  • 採用サイト
  • 採用パンフレット
  • 採用動画
  • 求職者向けDM
  • 説明会資料制作
  • 求人広告制作

また、トゥモローゲート株式会社は選考フローの構築や採用担当者へのレクチャー、内定者フォローの企画・実行にも対応しています。応募者が企業を好きになり、理解を深めることで企業とのミスマッチが起こりにくくなり、早期離職防止ができる点も強みです。

企業名トゥモローゲート株式会社
設立年2010年
所在地大阪府大阪市中央区西心斎橋1-6-32 アニーズビル2階

参考:https://tomorrowgate.co.jp/

トゥモローゲート株式会社の公式サイトはこちら

3-5.リクルートマネジメントソリューションズ

リクルートマネジメントソリューションズは、人材採用・人材開発・組織開発・制度構築の4領域において事業を展開するコンサルティング会社です。人材採用の領域では「SPI3」というサービスを提供しており、採用活動における選考・面接の支援に活用できます。

SPI3とは、人材が持つ個性の理解をサポートする適性検査です。採用活動時は、面接前に応募者に受験してもらうだけで、検査結果から相手の資質や人となりといった情報を得られます。SPI3を利用することで、応募者がどのような人材か、自社と合っているかどうかの判断ができるでしょう。

SPI3はテストの種類と実施方法を組み合わせて選べる点が特徴です。たとえば「大卒採用向け×性格検査×企業で受験」のように、自社の採用戦略に合う検査形式を選べます。

また、SPI3を運用して応募者の資質・人となりについてデータを蓄積すると、優秀な人材の特徴が分かるようになります。SPI3のデータ活用により、成果を出せるペルソナ策定につながる点も、リクルートマネジメントソリューションズを利用する魅力です。

企業名リクルートマネジメントソリューションズ
設立年1989年
所在地東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎 ウエストタワー7F

参考:https://www.recruit-ms.co.jp/

リクルートマネジメントソリューションズの公式サイトはこちら

3-6.株式会社リンクアンドモチベーション

株式会社リンクアンドモチベーションは、独自の技術「モチベーションエンジニアリング」にもとづく経営技術などを開発・提供するコンサルティング会社です。人材採用に関するサービスも提供しており、採用戦略策定から内定者フォローまでのサポートを受けられます。

株式会社リンクアンドモチベーションの人材採用に関するサービスを3つ紹介します。

・採用戦略コンサルティング

企業の採用活動を支える採用戦略を、「誰に(ターゲット)」「何を(メッセージ)」「どのように(アプローチ)」という3つの観点から策定します。

・採用アウトソーシング(RPO)支援

採用目標を達成するためのプラン設計・応募者管理・選考などの業務をサポートし、採用成功までを伴走するサービスです。

・インターンシップ企画・設計

企業がインターンシップを実施する目的に合わせて、インターンシップ全体の企画・設計・実施を行い、母集団形成をサポートします。

他にも適性検査導入・リクルーター研修・内定者フォローイベント設計など、株式会社リンクアンドモチベーションではさまざまなサービスを提供しています。

企業名株式会社リンクアンドモチベーション
設立年2000年
所在地東京都中央区銀座4丁目12−15 歌舞伎座タワー15階

参考:https://www.lmi.ne.jp/

株式会社リンクアンドモチベーションの公式サイトはこちら

3-7.株式会社ネオキャリア

株式会社ネオキャリアは、人材関連事業やHRテックの開発などを手がけるコンサルティング会社です。採用コンサルティングの点では、人材・採用支援サービスの新卒採用・中途採用において、下記のようなサービスを提供しています。

・ターゲティング採用広告「N-TAGE」

自社が求める人材をターゲットとして設定し、インターネット上のWebサイトを訪問したターゲットに広告配信ができるサービスです。広告クリックから求人サイトや自社の採用ページに誘導ができ、応募者獲得につなげられます。

・採用ツール制作

採用サイトや採用動画、採用イベントで配布するパンフレットを制作できます。採用チャネルに合った採用ツールを用意したいときにおすすめです。

・採用代行(PRO)サービス

募集方法選定・母集団形成・書類選考などの採用ノンコア業務を代行するサービスです。面接業務も代行可能であり、採用チームの人手不足で困っているときに重宝します。

また、株式会社ネオキャリアでは人材紹介・人材派遣サービスも提供しています。即戦力の補充を素早く行いたいケースなどで役立つ場面があるでしょう。

企業名株式会社ネオキャリア
設立年2000年
所在地東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル2階

参考:https://www.neo-career.co.jp/

株式会社ネオキャリアの公式サイトはこちら

3-8.株式会社マイナビ

株式会社マイナビは、企業の経営支援・採用支援サービスや、学生・社会人の就職・転職支援サービスを展開するコンサルティング会社です。採用コンサルティングの点では、「サポネット」というサービスで下記のような採用支援が提供されています。

・プレ期間広報支援

新卒採用解禁前のプレ期間に活用できる広報支援サービスです。インターンシップ期間広報や就職情報誌の制作、合同説明会への参画といった内容となっています。

・採用広報支援

新卒採用に向けた広報支援サービスです。新卒向け就職情報サイトへの広報掲載や、学生会員へのDM発送代行などがあり、母集団形成に役立ちます。

・採用選考支援

選考支援ツールや適正テスト、面接官・リクルーターの研修が行えるサービスです。採用業務をマイナビが代行する「アウトソーシングサービス」も提供しています。

マイナビの採用コンサルティングの特徴は、企業のニーズに合わせたさまざまなサービスが用意されている点です。ターゲットの属性別での採用支援も提供されており、自社に合った人材を獲得しやすくなっています。

企業名株式会社マイナビ
設立年1973年
所在地東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号

参考:https://www.mynavi.jp/

株式会社マイナビの公式サイトはこちら

3-9.株式会社 博報堂コンサルティング

株式会社 博報堂コンサルティングは、企業の経営変革・事業変革の支援やブランディングの提案を行うコンサルティング会社です。採用に関する支援は「採用ブランディング」として提供されています。

株式会社博報堂コンサルティングの採用ブランディングは、下記の流れで進みます。

(1)採用課題分析・候補対象選定と自社訴求点のリストアップ

採用活動の課題や自社が求める人物像を整理した上で、自社の訴求要素をリスト化します。

(2)求職者インサイト導出・競合分析

社外への調査を行い、求職者の就職意識や自社訴求点が浸透しているかを計測します。

(3)企業の提供価値規定

企業が顧客に提供する価値、将来的な強みを整理します。社外に説明できるよう構造化も必要です。

(4)採用ブランディングメッセージ規定

分析結果や提供価値規定にもとづき、採用メッセージ・広報などでのアプローチ方針を決定します。

(5)採用ブランディング計画策定・実行

アプローチ方針にもとづき、ターゲットとなる求職者へアプローチするための計画を策定・実施します。

株式会社 博報堂コンサルティングは調査・分析に強みがあり、企業の課題・将来像を見据えた採用コンサルティングを行う点が特徴です。

企業名株式会社 博報堂コンサルティング
設立年2001年
所在地東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー11階

参考:https://www.hakuhodo-consulting.co.jp/

株式会社 博報堂コンサルティングの公式サイトはこちら

3-10.株式会社DYM

株式会社DYMは、WEB集客事業・人材事業・医療事業などを展開するコンサルティング会社です。採用コンサルティングの点では、新卒採用に活用できる下記のようなサービスを提供しています。

・新卒紹介・新卒採用アウトソーシングナビ

母集団形成・選考・内定者フォロー・入社後研修など、新卒採用・人材育成の大部分をワンストップで支援するサービスです。年間計画で採用フェーズが提示されるため、採用活動を戦略的に進められます。

・採用マッチングイベント「Meets Company」の実施

Meets Companyは、株式会社DYMが集客した学生と企業を結ぶ採用イベントです。学生の文理を問わない「通常イベント」のほかに、「エンジニア職向け」などの業種特化型イベントも定期的に開催されています。

・採用サイト・採用ツール制作

新卒学生の興味関心を引く採用サイトの制作や、採用イベントで配布するパンフレットなどの採用ツールを制作するサービスです。

株式会社DYMは学生団体・体育会系との独自ネットワークを持っており、優秀な学生にアプローチできる点を強みとしています。

企業名株式会社DYM
設立年2003年
所在地東京都品川区大崎1-11-2 ゲートシティ大崎 イーストタワー10階

参考:https://dym.asia/

株式会社DYMの公式サイトはこちら

3-11.株式会社タナベコンサルティンググループ

株式会社タナベコンサルティンググループは、企業変革やマーケティング支援、人材育成などの事業を手がけるコンサルティング会社です。同社が提供する採用コンサルティングのサービスは、下記の3フェーズで進みます。

フェーズ1:現状把握

現在の採用活動・選考手法を確認し、自社が持つ強み・特徴の打ち出し方や求める人材についての情報を整理するフェーズです。採用の失敗例や採用スケジュールの確認も行います。

フェーズ2:採用戦略の構築

自社の強み・特徴や求める人物像、選考フローなどを改めて設定するフェーズです。採用チームの強化や採用ブランディングに利用するツールの見直し・作成も行い、採用戦略を再構築します。

フェーズ3:採用活動の強化フォロー

採用活動の効果を高めるために、説明会の実施方法・演出や各採用チャネルでの発信方法を検討するフェーズです。選考フローにもとづく目標値・KPIも設定して、採用選考の精度向上を図ります。

企業が自社で運用できるよう、再現性のある採用システムを構築してくれる点が、株式会社タナベコンサルティンググループの採用コンサルティングにおける強みです。

企業名株式会社タナベコンサルティンググループ
設立年1963年
所在地東京都千代田区丸の内1-8-2 鉃鋼ビルディング9F

参考:https://www.tanabekeiei.co.jp/

株式会社タナベコンサルティンググループの公式サイトはこちら

4.採用コンサルティングの選び方

採用コンサルティングはさまざまな会社が提供しているため、自社が必要とするサービスを選ぶことが重要です。特に初めて採用コンサルティング会社に依頼するときは、3つのポイントをチェックしましょう。

採用コンサルティング会社を選ぶ際のポイントと、チェックすべき理由を解説します。

4-1.実績を確認する

採用コンサルティング会社が採用に関する知識・ノウハウを豊富に持っていても、実際のサービスで高い成果が出せるとは限りません。採用活動を成功に導く会社を選ぶためには、採用コンサルティングの実績を確認することが大切です。

採用コンサルティングの実績は、会社のコーポレートサイトなどに記載されています。実績の記載がない場合は、会社に直接問い合わせてもよいでしょう。実績の詳しい内容やサービスの特徴などを詳しく教えてもらえます。

採用コンサルティングの実績は、同業他社や同規模の企業での成功事例を調べることがおすすめです。自社と同じ業種・規模での豊富な支援実績があれば、高い成果が期待できます。

4-2.会社の得意な領域を確認する

採用コンサルティングの幅広いサービスを提供する会社であっても、会社ごとに得意な領域は異なります。自社が解決したい採用課題の内容と、採用コンサルティング会社の得意な領域が合っているかを必ず確認しましょう。

たとえば応募者の質や母集団形成に課題がある企業は、ペルソナ策定や採用イベント支援を得意とする採用コンサルティング会社がおすすめです。採用活動を実行する人員がいない企業であれば、採用代行ができる企業を選びましょう。

会社の得意な領域は、実績の傾向を調べたり、直接問い合わせをしたりすることで確認できます。

4-3.サービス内容を確認する

採用コンサルティング会社が行うサービス内容は、会社ごとに異なります。自社が依頼したい内容を採用コンサルティング会社がすべてカバーできるかどうかを確認することが重要です。

たとえば採用活動のコンセプト設計はできても、選考フローや内定者フォローの設計・実施は対応していない会社もあります。会社によってはクリエイティブ制作を他社に発注するケースがあるため、依頼したときにサービスの質・納期に問題が発生しないかも考慮しましょう。

採用活動全体をサポートしてもらいたい場合は、採用戦略の立案から入社後フォローまでのサービスを自社一貫で提供できる会社がおすすめです。採用業務ごとに依頼する会社を変える必要がなくなり、方針のブレがない採用活動を実現できます。

5.採用コンサルティングを利用するメリット

採用コンサルティングを利用すると、自社のみで採用を行う場合と比べてさまざまなメリットがあります。採用課題を抱えている企業は、採用コンサルティングのメリットを把握して、利用するかどうかを検討しましょう。

採用コンサルティングを利用するメリットを3つ紹介します。

5-1.プロの視点でアドバイスを受けられる

採用コンサルティング会社は、採用に関する知識・ノウハウを豊富に持っています。自社が実施する採用活動について、プロの視点でアドバイスを受けられる点がメリットです。

自社のみで採用活動を進めていると、どうしても広い視野での判断が難しくなり、応募者の選考基準や採用広報などで課題を抱えやすくなります。採用コンサルティングを利用すればプロの視点と同時に第三者の視点も得られるため、適切な判断のもとに採用活動を進めることが可能です。

採用のプロである採用コンサルティング会社は、自社のみでは気付かなかった課題も発見してくれます。隠れていた課題の改善策を提案してもらうことで自社の採用活動が徐々に最適化されて、優秀な人材をより獲得しやすくなるでしょう。

5-2.最新の情報を得られる

採用コンサルティング会社は、採用市場の傾向や新しい採用手法、他社の採用情報などを調査・分析しています。採用コンサルティングを利用すると、採用コンサルティング会社が収集した最新の情報を得られる点がメリットです。

採用市場は年々変化し続けており、企業の採用担当者が最新情報を追うことは簡単ではありません。無理に追おうとすれば採用担当者に多くの負担がかかるだけではなく、間違った情報を追って人員や時間を無駄にするリスクもあるでしょう。

採用コンサルティングを利用すれば、質が高い最新の情報が簡単に得られ、採用戦略の立案や採用手法の検討がスムーズに進みます。情報収集・分析に充てるリソースを別の活動に割り振ることもできるでしょう。

5-3.自社の採用担当者の負担を軽減できる

採用スケジュール調整・進捗管理・応募者対応などを行う採用担当者には、多大な負担がかかります。採用コンサルティング会社は採用における実務面の多くをサポートするため、自社の採用担当者の負担を軽減可能です。

採用コンサルティング会社のサポートは、提供するサービスの中から自由に選べます。自社の採用担当者が苦手とする領域を任せれば、適材適所で採用活動を進められるでしょう。

また、採用コンサルティング会社の中には応募者対応・書類選考・面接といった業務を代行する、採用代行サービスを提供する会社もあります。採用担当チームの人員が少ない場合は、採用代行サービスのある会社を選ぶことがおすすめです。

6.採用コンサルティングを利用する際の注意点

採用コンサルティングを利用することはメリットばかりではなく、いくつかの注意点もあります。採用コンサルティングの利用によって、自社の採用課題を解決できるかどうかを考えることが重要です。

最後に、採用コンサルティングを利用する際の注意点を4つ紹介します。

6-1.コストがかかる

採用コンサルティングを利用する際はコストがかかります。利用するサービスの範囲が多岐にわたるほどコストが多くかかるため、「自社の採用課題を解決できるサービスか」を重視しながら、予算内で収まるようにしましょう。

採用コンサルティングの費用相場を簡単に紹介します。

サービス内容費用相場
ペルソナ策定30万円~
選考フロー設計30万円~
スケジューリング30万円~
評価基準策定50万円~
採用代行20万円~
採用ブランディング100万円~

上記の表で示した費用はあくまでも一般的な相場であり、実際の料金体系は会社ごとに異なります。予算内で利用できるサービスを知りたい方は、採用コンサルティング会社に見積もりを取ることがおすすめです。

6-2.社内の情報収集や打ち合わせに手間がかかる

採用コンサルティング会社が採用戦略設計などを行う際は、企業に関するさまざまな情報が必要となります。精度の高い情報を集めるために、社内の情報収集や打ち合わせに手間がかかる点に注意してください。

たとえば営業人材のペルソナを設定するために、営業部に所属する従業員に対してインタビューを実施するケースがあります。採用担当者の業務が多くなるだけではなく、他部署の稼働状況にも影響を与える点を考慮しなければなりません。

実際にどのような手間がかかるかを知るためには、採用コンサルティング会社に作業工数の見積もりをしましょう。必要な作業工数が分かっていれば、情報収集や打ち合わせの日程調整も事前に行えます。

6-3.自社にノウハウが溜まりにくい

採用コンサルティングは採用業務の大部分を依頼できるメリットがあるものの、反面で自社にノウハウが溜まりにくい点がデメリットです。自社に採用のノウハウが溜まらなければ、次年度以降も採用コンサルティングを利用する必要が生じて、いつまでも採用コストが多くかかります。

採用コンサルティングを利用する際は、自社に採用のノウハウを溜められるようにしましょう。採用業務のいくつかは自社で行い、課題が存在する業務は採用コンサルティングのサポートを活用すると、採用担当者の育成ができます。

採用期間の区切りごとに、採用コンサルティングで得られたサポートについて分析・効果検証することも重要です。

6-4.効果が出にくいケースがある

採用コンサルティング会社は採用のプロであるものの、社内に常駐しているわけではありません。自社と採用コンサルティング会社との間で採用について認識のズレが生じた場合には、採用コンサルティングの効果が出にくくなります。

認識のズレを生じさせないためには、採用コンサルティング会社と定期的に打ち合わせをすることが重要です。

特に、自社の事業内容や人材の採用要件など、採用に関わる状況が変化した場合には必ず採用コンサルティング会社に連絡しましょう。採用コンサルティング会社は新しい情報をもとに、適切な戦略構築をしてくれます。

まとめ

採用コンサルティングとは企業の採用のサポートを行ってくれるサービスのことで、採用に関するさまざまな問題の解決に有効です。採用コンサルティングでは、採用プロセスの設計や採用業務の代行、内定者フォローなどを依頼することができ、採用の負担を軽減するとともに最新の情報も得られます。

採用コンサルティングを行っている会社は多数あるため、自社に合ったサービスや実績のある会社を選ぶようにしましょう。また、採用コンサルティングを依頼する際は自社内にノウハウを蓄えられるよう、工夫することが大切です。

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新卒・中途にかかわらず、企業から内定通知を受け取った内定者は入社への不安を抱えています。内定を辞退されないためにも、企業は少しでも内定者の不...

採用
採用計画とは?立案時のチェック項目と「選考フォロー」の重要性も

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少子高齢化など時代が変化していく中で、優秀な人材を採用するためには戦略的な採用計画が重要です。採用計画がうまくいかないと、優秀な社員が減り、...

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