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ロゴはブランディングにも効果的!ロゴの役割と作り方を解説
ロゴマークは企業やブランドの代名詞としても扱われるもので、街中でロゴを見かけて企業や商品をイメージするというケースも多々あります。ブランドイメージを定着させるためのブランディングにおいて、ロゴを有効活用することは非常に大切です。
当記事では、ロゴの役割とともに、作り方や「よいロゴ」の特徴についても解説します。ブランディングの過程で、消費者や顧客の目を引き覚えてもらえるロゴマークを作りたい方はぜひ参考にしてください。
1.ブランディングにおけるロゴの役割
ブランディングとは、信頼や共感を獲得し、ブランドの価値向上や差別化を図ることです。ブランディングを成功させるためには、ブランドのアイデンティティを体現するブランディングツールが欠かせません。
ブランディングツールには、ネーミングやキャッチフレーズ、ロゴなど、さまざまなものがあります。中でも、ロゴがブランディングに与える影響は重大です。ここでは、ブランディングにおけるロゴの役割を3つ紹介します。
1-1.企業の認知度を高める
ロゴを用いてブランディングを行えば、「画像優位性効果」によって企業の認知度が高まりやすくなります。画像優位性効果とは、文字のみの情報よりも、画像がある情報のほうが伝わりやすく、記憶に残りやすいという心理効果です。ロゴが文字のみで構成されていたとしても、図案化されていれば画像として認識されるため、画像優位性効果を期待できます。
子どもをはじめとする文字が読めない人や、異なる言語圏の人に企業を認知させられる点も、ロゴが持つ大きなメリットです。
1-2.イメージを形成する
ロゴは、端的にブランドの世界観を表現できるブランディングツールです。ロゴをうまく活用すれば、理想的なブランドイメージを形成し、ユーザーの心に刻みつけることができます。
ロゴをデザインする際、特に気を配りたい要素は色です。たとえば、赤は情熱、青は知性を想起させるなど、使用する色はイメージを大きく左右します。複数の色を使う場合には、形成したいブランドイメージに近づくよう、色の数や組み合わせ、比率などの配色を工夫しましょう。
1-3.社員に方向性を示す
ロゴは、社内に向けたブランディング、いわゆるインナーブランディングにも効果的です。企業理念やビジョン、価値観などとあわせてロゴを掲げれば、社員に目指すべき方向性を分かりやすく示すことができます。
ロゴは道標として機能するため、ロゴを使用することで社員の団結力が高まり、目標達成に向けて全社一丸となって取り組めるようになるでしょう。また、社員の企業への貢献意欲も向上し、モチベーションや生産性が高まることを期待できます。
2.よいロゴとは?
ロゴは企業の顔となり得るブランディングツールであるため、できるだけ魅力的な見た目のデザインにしたいと考える人は多いでしょう。しかし、デザイン性に優れた美しいロゴや個性的なロゴが、必ずしも高いブランディング効果をもたらすとは限りません。
ブランディングに役立てるためにロゴを制作するのであれば、ブランディングに効果的なよいロゴの特徴を押さえておくことが大切です。ここでは、よいロゴの多くが備えているとされる3つの特徴について解説します。
2-1.企業や商品のコンセプトが分かる
ブランディングの成否は、ユーザーにどれほど企業や商品のコンセプトを理解してもらえるか、そして、共感を得られるかにかかっていると言っても過言ではありません。ロゴはひと目見ただけで企業や商品のコンセプトが分かるデザインにする必要があります。
要素が詰め込まれすぎていたり、抽象的すぎたりするロゴでは、企業や商品のコンセプトをうまく伝えることはできません。ロゴに盛り込む要素は1つに絞り、説明をしなくても企業や商品のコンセプトが伝わるデザインを追求しましょう。また、色やフォントを選ぶ際には、企業や商品のコンセプトに合うものを選択するように心がけてください。
2-2.汎用性がある
ロゴは、商品パッケージや広告、名刺など、さまざまな媒体で積極的に発信することによってブランディング効果を発揮します。ロゴを制作する際には、どのような媒体にも掲載できる汎用性があるデザインに仕上げましょう。
ロゴに汎用性を持たせるための主なポイントとしては、縦と横の比率を適度に設定することが挙げられます。縦長や横長のロゴは、媒体によって無駄な余白が生じたり小さくせざるを得なくなったりするなどの問題が生じるため、注意が必要です。
この他、モノクロでもイメージが伝わるように使う色を1~2色にとどめたり、縮小してもつぶれないように複雑すぎるデザインを避けたりすることも重要なポイントです。
2-3.視認性がある
どれほど凝ったデザインであっても、何が描かれているのかがよく分からないロゴでは、ユーザーの心まで惹きつけることはできません。
ブランディングに有効なロゴは、遠くから見てもシンボルマークや文字を正確に認識させられる視認性があります。シンボルマークはできるだけシンプルにまとめ、文字は誤読されにくいフォントを選びましょう。明るい色と暗い色を組み合わせたコントラストの高い配色を採用することも、視認性の向上に寄与します。
3.ブランディングロゴの作り方
やみくもにロゴ制作に取り組んでも、ブランディングの要となるようなロゴを作ることはできません。ブランディングのためにロゴを制作する際には、以下の3STEPを踏みましょう。
1 | コンセプトを言語化する |
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ブランディング効果が高いロゴを制作するには、軸となるコンセプトの設定が必要です。 まずは、ブランドにまつわる情報を片っ端から洗い出しましょう。特に、ブランドへの想いや事業立ち上げのストーリー、ユーザーに提供できるバリューを明らかにできれば、共感を誘うコンセプト作りに役立てられます。ブランドの世界観をより明確にするには、経営層に直接ヒアリングを行うエグゼクティブインタビューを行うことが有効です。 情報が出揃ったら、ブランドの特徴を分析し、ブランドのミッションや抱いてほしいイメージなどのコンセプトを言語化します。コンセプトシートを作成しておけば、コンセプトのブレを防げる上、共有がスムーズになるでしょう。 |
2 | 方向性を決める |
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コンセプトが固まったら、デザインの方向性を決めます。 はじめに定めるべき要素は、デザインのテイストです。候補とするテイストの素材を集めたムードボードを作成して市場調査を行えば、ブランドイメージと合致し、ターゲット層も魅力を感じるテイストを選び抜けるでしょう。 続いて、文字とシンボルマークのどちらをメインにするか、何をモチーフにするかなどの具体的な方向性を検討します。ただし、アイデアの幅を必要以上に狭めてしまわないよう、方向性の絞りすぎに気をつけてください。 |
3 | アイデア出しをする |
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方向性が決まったら、いよいよアイデア出しです。紙を1枚用意し、浮かんできたアイデアを次々と描き出しましょう。 アイデア出しを行う際のコツは、出したアイデアを否定しないことです。採用しないと思われるアイデアも、新しいアイデアを生み出すための糧にできます。どのようなアイデアも、削除せずに残しておくように心がけてください。 アイデアを出し切ったら、絞り込みを行います。ロゴを選定する際には、特許庁が提供する画像意匠公報検索支援ツール「Graphic Image Park」を活用し、意図しない盗作を防ぎましょう。 |
まとめ
ロゴマークはブランディングにおいて重要な役割を持っており、よいロゴマークを使用することで企業の認知度向上や社員のインナーブランディングにも役立ちます。ロゴはブランディングツールの1つであり、さまざまな場所で使われるため、汎用性と視認性が高いロゴと作ると効果的です。
ロゴを作るときは、まずコンセプトを明確化した上で、定めた方向性に沿ってたくさんアイデアを出し、ブラッシュアップしていく必要があります。企業や商品のイメージを的確に伝えるために、ロゴにもこだわるようにしましょう。
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